大麦は、糖尿病予防に効果あり?
大麦は、白米に比べ食物繊維が多く含まれているため食後の血糖値の急上昇を防ぐ役目があります。
また食物繊維を多く含む食品を摂取することで腸内の善玉菌増え便秘解消、大腸がん予防にも効果があることが
分かっています。
厚生労働省によると一日の推奨食物繊維摂取量は、男性(19g)女性(17g)以上です。
大麦100gに含まれている食物繊維は9.6gです。
もし1日3食麦飯を食べれば国が推奨する食物繊維の1日の推奨摂取量を軽くオーバーできます。
大麦は、低GI値食品でもあり、食後血糖値を上げにくい食品です。
低GI値については、こちらを御覧ください。
実際に白米だけを食べたグループと白米と麦を半々に混ぜたご飯を食べたグループでは、麦飯を食べたグループが明らかに血糖値の上昇が緩やかだったという研究結果も発表されています。
では何故食物繊維を多く含む大麦は、食後血糖値の上昇を緩やかなものにするのでしょうか。
大麦の食物繊維に含まれるβグルカンの作用により血糖値をゆるやかに上げる効果があります。
例えば白米を食べた場合白米に含まれるデンプンが体内でブドウ糖に変わりブドウ糖は小腸で血液に取り込まれ血糖値は急激に上昇します。
また麦飯の場合
βグルカンの作用でブドウ糖が包み込まれ小腸での吸収が緩やかになり急激な血糖値の上昇を防ぐからです。
そのため大麦は、糖尿病予防に効果のある食品とされているのです。
白米に3割程度の麦を加えるだけでも効果はあるそうです。
また、朝食で麦飯を食べれば、昼食、夕食は白米でもOKだそうです。
血糖値が気になる方は、是非麦飯を試してみたらいかがでしょうか。
病院で指導される食事療法では、なぜ血糖値は下がらないのでしょうか。
食事療法と言っても全て同じではありません。
血糖値が確実に下る食事療法でないと意味ありません。
もし興味があれば、こちらのサイトに詳しく書かれています。
◆食事だけで血糖値を下げる最新食事療法を御覧ください。
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